はじめに
イラスト制作で時間がかかる作業の一つが、ポーズ差分や向き違いの制作ですよね。正面、斜め、横向きと複数のアングルを用意する場合、一から描き直すことも少なくありません。
そこで今回は、Photoshop ベータ版に追加された「オブジェクト回転」を使って、正面を向いたイラストを横向きへ変更できるのか実際に検証してみました。
結論から言うと、想像以上に自然な結果になりました。
検証① 正面 → 横向き
・Before画像

こちらが今回用意したイラストです。
・After画像
まずは横に向けてみました。

顔や髪型が少し変わってしまった感じはします。かばんも少し破綻していますね。ただ、服装に関しては比較的うまくいきました。
オブジェクト回転は服装には強い印象です。
検証② 正面 → 俯瞰
次に俯瞰の構図です。

また、顔は少し変わってしまいました。ただ服装はかなり実用レベルかなと感じます。陰影の変化も、手直しは必要ですが、しっかり反映されています。
もちろん細かな修正は必要ですが、一から描き直すことを考えれば大幅な時間短縮になりそうです。
オブジェクト回転とは?
オブジェクト回転は、AIを利用して2D画像のオブジェクトを立体的に回転させるPhotoshop ベータ版の新機能です。
人物だけでなく、動物や乗り物、小物などにも利用できます。従来は描き直しが必要だった角度変更を短時間で行えるのが大きな魅力です。

Photoshop ベータ版の 編集>オブジェクト回転 から適用できます。背景レイヤーには適用できないので、読み込んだイラストが背景レイヤーになっている場合にはCtrl+Jでレイヤーの複製をします。

上のようなUIになるので、回転のアイコンをドラッグすると先ほどのようにイラストの向きを変えることができます。
Photoshop Betaのインストール方法
現在、この機能は通常版のPhotoshopには搭載されておらず、Photoshop ベータ版で利用できます。
インストール手順
- Creative Cloudアプリを起動
- 上側の「ベータ版アプリ」を選択
- Photoshop(Beta)を探す
- 「インストール」をクリック
通常版とは別アプリとしてインストールされるため、既存のPhotoshopを削除する必要はありません。フォトプラン(Photoshop + Lightroom)の契約者であれば誰でも追加費用なしでベータ版を利用可能。
実際に使って感じたメリット・デメリット
良かった点
- 正面から横向きまで自然に変換できた
- ポーズ差分制作の時間を短縮できる
- 一から描くより圧倒的に楽
- AIイラストとの相性も良い
気になった点
- 細かな部分は手直しが必要
- 複雑なポーズは崩れる場合がある
- 毎回完璧な結果になるわけではないため、複数回生成した方が良い
こんな人におすすめ
- イラストレーター
- 同人ゲーム制作者
- Live2D用の立ち絵を作る人
- AIイラストを活用している人
- ポーズ差分を効率よく作りたい人
まとめ
Photoshopのオブジェクト回転は、「少し角度を変えられるだけの機能」と思っていました。しかし実際に試してみると、正面から横向きへの変更でも十分実用的な結果が得られました。
もちろん細かな修正は必要ですが、一から描き直す労力を考えると制作時間を大幅に短縮できます。ポーズ差分を作る機会が多い人は、一度試してみる価値のある機能だと感じました。
Photoshop使うならフォトプランがおすすめ
フォトプラン(Photoshop + Lightroom)の契約者であれば誰でも追加費用なしでベータ版を利用可能です。
以下がフォトプランとPhotoshop単体プランの比較です。
| フォトプラン 1TB | Photoshop単体プラン | |
| 月額 | 2,380円 | 3,280円 |
| 月々プラン | なし | 4980円 |
| 使用可能機能 | ・Photoshop ・Photoshopベータ版 ・Lightroom ・Lightroom Classic ・Firefly | ・Photoshop ・Photoshopベータ版 ・AdobeExpress ・Fresco ・Firefly |
| ストレージ | 1TB | 100GB |
| 生成クレジット | 1000クレジット | 25クレジット |
低コストでPhotoshop使うならフォトプランがおすすめです。



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