iPad版Illustratorのレイヤー操作は正直に言って使いにくいです。
PC版のように特定のオブジェクトを素早く移動させることには向いていません。
しかし、紹介する方法を利用すれば、かなりレイヤー操作が楽になりますので是非覚えて下さい。
レイヤーを追加、名前の変更
新しくレイヤーを追加するには画面右側のタスクバーのレイヤーをタップし、さらに+のマークをタップします。これでレイヤーを追加できます。

レイヤーの名前を変更するには任意のレイヤーをダブルタップします。

名前を入力してOKを押せば完了です。
iPad版はPC版に比べてオブジェクトを移動させることが面倒なので、基本的なことですがレイヤーはしっかり作業前に分けておくことをおすすめします。
オブジェクトを移動
ドラッグで移動
レイヤー内でオブジェクトを移動するには、オブジェクトを選択してレイヤー操作でドラッグします。

レイヤーをまたいで移動させる場合も同じくオブジェクトを選択してドラッグするだけで移動できます。
ショートカットを利用する
同じレイヤー内でオブジェクトを移動させる場合はショートカットを利用しても行うことができます。
共通アクションのレイヤー内深度をドラッグするとオブジェクトを移動できます。

右にドラッグで上に移動、左にドラッグで下に移動になります。

あくまでレイヤー内での移動なので別レイヤーへの移動はできません。
しかし、この操作はイマイチ使い勝手が悪く正直おすすめできません。
レイヤーを開いて常にオブジェクトがどこにあるのか把握しながら行うことをおすすめします。
上手く行かないという人はドラッグしたあとに一度画面のどこかをタップしてみて下さい。そうすると操作が完了します。

オブジェクトが多いときの便利な方法
できるだけグループ化しておく
iPad版Illustratorではレイヤー操作が面倒です。特にオブジェクトの数が多くなると選択したオブジェクトがどこにあるのかさえ見つけるのが難しくなります。
できるだけグループ化をしておくことをおすすめします。
レイヤー深度が離れたオブジェクト移動させたいとき
例えばレイヤー内で一番下にあるオブジェクトを一番上に持ってこようとすると、オブジェクトの数が多いと長い時間ドラッグし続けなくてはいけません。
上のほうへ持っていきたいオブジェクトが一番下にあった場合、便利な方法は一番上のオブジェクトと一番下のオブジェクトの両方を選択してドラッグしてしまうことです。

深度が離れたオブジェクトでも素早く近づけることができます。
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