Illustrator iPad版はPC版とかなりインターフェースが違うためアウトライン化やベクター化のやり方がわからないという方もいるのではないでしょうか?
ここではパスやテキストのアウトライン化の方法と読み込んだラスター画像をベクター化する方法を紹介します。
アウトライン化とは
パスのアウトライン化
線の状態を塗りに変えることを言います。線のままでは使えない機能があったり環境によって線幅が変わったりすることがあります。それらを防ぐための措置です。
テキストのアウトライン化
パスのアウトライン化と同様に編集可能なテキストをフォントなどが編集不可能なパスで構成されたオブジェクトにすることを言います。
主に環境によりフォントが変わったりするのを防ぐためにやります。印刷会社にデータを渡すときも必ずテキストのアウトライン化したものを渡します。
パスのアウトライン化の方法
線のオブジェクトの選択します。選択した状態で右側のタスクバーのオブジェクト>パスのアウトラインを作成 を選択します。これでパスのアウトライン化は完了です。
線から塗りのオブジェクトへの変更されました。

テキストのアウトライン化のやり方
文字を書いたら、その文字を選択した状態で右側のタスクバーの文字>テキストをアウトライン化を選択します。

これでテキストのアウトライン化は完了です。
フォントの変更はできなくなりますが、環境によってフォントが変わることを防ぐことができます。
続いては画像のベクター化です。

ベクター化
ベクター化とは
読み込んだ写真などの画像をIllustratorで編集出来るベクターデータにすることを言います。
ベクター化の方法
好きな画像を読み込みます。ツールバーの配置から画像を挿入します。

配置した画像を選択してタスクバーのオブジェクト>ベクター化を選択します。

下のようなパラメーターが出てくるのでお好みで調整してください。最後にベクター化を実行をクリックします。

画像サイズが大きいと少し時間がかかったり動作が重くなったりしますがこれでベクター化は完了です。
ベクター化した直後はグループ化されている状態なのでグループ化を解除すればベクターデータとして個別に編集できるようになっています。
ベクター化に関してはPC版のほうがやりやすいと思います。
Illustrator単体プランであればPC版、iPad版の両方が利用できます。
Illustrator単体プランのメリット
Illustrator単体プランではiPad版も追加料金なしで利用できます。クラウドストレージを利用してPC、iPadを簡単に連携させることができます。
Illustrator単体プランは年間サブスクリプションだけでなく1ヶ月だけの利用も可能です。試しに1ヶ月だけ利用したい方は公式サイトの「プランや価格の詳細」から月々プランを選択してください。
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