iPad版IllustratorにはPC版にある回転ツールはありません。右側のタスクバーから反転、回転の操作を行います。また、ショートカットを利用して便利に回転させる機能もあるので合わせて紹介します。
タスクバーから操作
リフレクト(反転)
オブジェクトを選択して、タスクバーの整列アイコン>反転をタップで左右、上下に反転できます。

回転
オブジェクトを選択してバウンディングボックスを操作して回転させます。

また、プロパティの数値入力でも回転させることができます。

タッチショートカットを利用して回転
タッチショートカットを利用すると角度を固定して回転させることができます。
プライマリ
ショートカットをプライマリの状態でオブジェクトを回転させると45度ずつ動かすことができます。

角度を固定して動かしたいときに便利な機能です。
セカンダリ
セカンダリの状態でオブジェクトを回転させると10度ずつ回転させることができるので角度の微調整がしやすいです。

リピート機能
例えばPC版では花びらのようなオブジェクトを作るときには回転ツールを利用して簡単に作ることができます。
iPad版には回転ツールはありませんが、リピート機能があります。
これを使うことで花びらなどは簡単に作ることができます。
タスクバーのリピート>ラジアルを選択します。

ドラッグで調整できる箇所が複数あります。

プロパティからのインスタンスの数や重なり具合を調整できます。

ラジアルで作成したオブジェクトを通常のパスにするにはタスクバー>オブジェクト>分割・拡張をタップします。

回転と反転について解説しました。基本的な操作でかなり頻繁に使うと思うのでショートカットやラジアル機能も使いこなして効率的に作業できるといいですね。
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