保存方法、形式
iPad版Illustratorではドキュメントが3分毎に自動的にクラウドストレージに保存されるようになっています。したがって、基本的にはデータを作成中に保存の必要がないようになっています。
また、画面上部のドキュメント名をタップ>今すぐ保存 からも手動で保存可能です。

保存形式はaicファイルという拡張子です。これはAdobeのクラウドストレージでIllustratorのファイルを保存するときに適応される形式です。一般的なAI形式のデータと同じように扱うことができます。
書き出し
書き出しとは作成したデータを画像として出力することを言います。
上の方にあるナビゲーションバーの公開と書き出しからできます。iPad版IllustratorではJPEG,PNG,SVG,PDF,PSD形式で書き出すことができます。

また、iPad版IllustratorもAI形式で書き出すことができます。同じく公開と書き出し>AI形式でクイック書き出し から行います。

Adobeのクラウドストレージに保存すると自動的にaicの形式のになるため、それ以外の場所に保存する際はAI形式でクイック書き出しを選びましょう。
保存できない
保存が出来ないというトラブルもときどきあります。私の自身も何度か経験しました。下の画像のような状態になります。

これに関してはいろいろ調べて見ましたがはっきりとした原因はわかりません。ごめんなさい。
ただ、起きやすいシチュエーションとして以下のような場合でした。それについての対策もまとめてましたので参考にして下さい。
保存できない場合が多いデータ
- 複数の端末で操作したデータであること
- データのサイズが大きいこと

複数の端末で操作したデータであること
PCとiPad2台を使って製作作業を進める時があるので複数の端末で同じデータを触ることがよくあります。その際に保存できないというエラーがよく起こりました。フォントの影響も考えられます。片方の端末にしか入っていないフォントはエラーの原因になり得ます。
また、保存できないデータでも、一度ファイルを閉じて、ある程度時間を置いてアプリを再起動したら保存できるようになっていたこともありました。
対策
- 編集をはじめたら保存できるかすぐに確認してみる。
- 異なる端末でもillustratorのバージョンを最新の状態にしておく。
- テキストはアウトライン化しておく。
データサイズが大きいと保存出来ない?
感覚的な話で申し訳ないのですが、データのサイズが大きくなるにつれて保存できないというエラーが増えるような気がします。
そしてメモリ不足によるものもあります。アドビの公式サイトにもメモリ不足だと保存できない場合があると書いてあります。
無印のiPadの場合はメモリが3〜4ギガ程度しか積んでいません。そのスペックだとおそらくトラブルは多いと思います。そもそもアドビが奨励している機種ではありません。
私も性能の高いiPad Air(メモリ8ギガ)を使いはじめてから保存できないトラブルはかなり減りました。
対策
- スペックの高いiPadを使う。
- 大きなデータサイズのものはPC版を使う。
ここで挙げた対策をすればだいぶトラブルは減らせると思いますので参考になれば幸いです。
iPad版Illustratorにおすすめの機種についてはこちらの記事を参考にして下さい。
illustratorはiPad版のみでなくPC版と併用するのがいいです。PC版をまだ利用していない方は公式サイトから購入できます。
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