2020年発売のiPadAir第4世代と2022年発売のiPad Air第5世代を各項目で比較します。
スペックを比較
iPad Air第4世代と第5世代の主な仕様を比較した表です。
項目 | iPad Air 第4世代 | iPad Air 第5世代 |
---|---|---|
発売日 | 2020年10月 | 2022年3月 |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ 2360 x 1640ピクセル、264ppi True Tone対応 耐指紋性撥油コーティング 反射防止コーティング フルラミネーション対応 | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ 2360 x 1640ピクセル、264ppi True Tone対応 耐指紋性撥油コーティング 反射防止コーティング フルラミネーション対応 |
サイズ | 高さ:247.6 mm 幅:178.5 mm 厚さ:6.1 mm | 高さ:247.6 mm 幅:178.5 mm 厚さ:6.1 mm |
重量 | Wi-Fiモデル:458 g Wi-Fi + Cellularモデル:460 g | Wi-Fiモデル:461 g Wi-Fi + Cellularモデル:462 g |
OS | iPadOS 18(最新) | iPadOS 18(最新) |
チップ | A14 Bionicチップ 6コアCPU、4コアGPU、16コアNeural Engine | M1チップ 8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine |
メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM |
ストレージ | 64GB / 256GB | 64GB / 256GB |
セキュリティ | Touch ID(トップボタンに内蔵) | Touch ID(トップボタンに内蔵) |
カメラ | 背面:12MP広角カメラ 前面:7MP広角カメラ | 背面:12MP広角カメラ 前面:12MP超広角カメラ(センターフレーム対応) |
動画撮影 | 背面:4Kビデオ撮影 前面:1080p HDビデオ撮影 | 背面:4Kビデオ撮影 前面:1080p HDビデオ撮影 |
接続端子 | USB-Cポート | USB-Cポート(USB 3.1 Gen 2、最大10Gbps) |
スピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
通信規格 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 Wi-Fi + Cellularモデル:4G LTE対応 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 Wi-Fi + Cellularモデル:5G対応 |
Apple Pencil | Apple Pencil 第2世代 Apple Pencil USB-C | Apple Pencil 第2世代 Apple Pencil USB-C |
キーボード | Magic KeyboardおよびSmart Keyboard Folioに対応 | Magic KeyboardおよびSmart Keyboard Folioに対応 |
価格 | 中古価格 約50,000円前後 | 中古価格 65,000円前後 |
iPad Air 第5世代はチップ性能やメモリ容量、前面カメラの性能向上、5G対応などの点で第4世代から進化していることがわかります。
デザインの違い

iPad Air第4世代と第5世代のデザインはほぼ同じです。どちらも10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しており、サイズや重量もほぼ同一です。
両世代ともカラーバリエーションが豊富です。第5世代はより落ち着いた色合いが特徴です。
両世代ともアルミニウムユニボディで高級感があり、Touch IDがトップボタンに統合されています。
iPadはモデルが新しくなっても外観は変わらないことが多いため、カラーを変えて、新しさを感じるのも良いがもしれません。

上の画像は両機を上から見たものです。6.1mmの薄さはさすが Airという感じです。
パフォーマンスの進化
- A14 Bionic → M1
- 4GB RAM → 8GB RAM


外観はほとんど変わりませんが、性能は確実にアップしています。
第5世代の最大の特徴は、MacBookにも採用されたM1チップを搭載していることと、8GBのメモリを搭載していることです。
第4世代に搭載されているA14 Bionicチップと比べ、CPU性能で最大60%、GPU性能で最大2倍パワーを発揮します。
実際にAnTuTuとGeekbenchでスコアを測ってみましたが、確かな性能の差があります。AnTuTuでは約1.6倍の差がでました。Geekbenchではマルチスコアで大きな差が出ました。
クリエイティブな作業や重いゲームでは第5世代の性能が威力を発揮します。
一方で、第4世代も日常的なブラウジングや動画視聴、一般的なアプリ操作では十分なパフォーマンスです。
高負荷な作業をするかどうかが選択のポイントになると思います。
原神などの重いゲーム、レイヤーを多用する画像編集やイラスト作成、動画編集を多く利用する方は第5世代がおすすめです。
ディスプレイの違い
ディスプレイ性能に大きな違いはありません。
iPad Air第4世代と第5世代のディスプレイは、基本的に同じ10.9インチLiquid Retinaディスプレイを採用しています。どちらもP3広色域やTrue Toneテクノロジーを備えており、周辺環境によって色温度を自動で調整してくれる機能を備えています。
両機種ともに反射防止コーティングとフルラミネーションを搭載しており対応しており、無印iPadに比べると明らかにディスプレイ性能は上です。
両モデルともに、読書や映画鑑賞など、多目的に使える高品質なディスプレイを持っています。
カメラ性能の比較

カメラ性能に関しては、第5世代が大きな進化を遂げています。リアカメラはどちらも12MPの広角カメラを搭載しています。
また、インカメラが第4世代の7MPから、第5世代では12MPの超広角カメラにアップグレードされています。
また、第5世代ではセンターフレーム機能が利用可能になり、ビデオ通話中に被写体を常にフレーム内に収めることができます。これにより、Zoomなどが使いやすくなっています。カメラ性能を重視するなら、間違いなく第5世代がおすすめです。
対応アクセサリ:Apple PencilやMagic Keyboard

iPad Air第4世代と第5世代はどちらもApple Pencil第 2世代とMagic Keyboardに対応しています。アップルペンシル第1世代は充電が不便だったのとペンのサイズ自体が大きかったのですが、第2世代はそれらが改善され、かなり使いやすくなりました。
画像のように側面での充電が可能です。

Magic Keyboardはトラックパッド付キーボードなのでPCライクな利用ができます。
装着するだけでぺアリングするので、準備も簡単です。
純正キーボードは性能は申し分ないのですが、価格が高いのがネックです。キーボードも抵抗のない方は中古品をおすすめします。実は私も中古で購入しました。
アップル製品は何かと高額なので、うまく中古品を利用してコストを下げるのがおすすめです。
通信規格
iPad Air第5世代の大きな特徴の1つが、5G通信に対応している点です。これにより、対応エリア内では第4世代の4G通信と比較して、最大20倍の速度を体感できます。特に、大容量データのダウンロードやストリーミング視聴が快適になります。
一方、第4世代は4G LTE対応ですが、日常的な利用には十分な通信速度を提供します。5G対応デバイスを求めるユーザーや、外出先での高速通信を重視する方にとっては第5世代が理想的です。ただし、Wi-Fiモデルの場合、この差は関係ないため、予算や使用環境に応じて選択すると良いでしょう。
コネクタ

コネクタはどちらもUSB-Cポートを採用しています。
無印iPadはライトニング端子のものが多いですが、USB-Cになることにより、多くのスマホと同じ規格なので、充電が便利になります。
また、第5世代はデータ転送の速度も5Gbpsから10Gbpsに向上しています。外部ストレージやUSB-C接続の周辺機器の利用時も、第5世代は高速転送が可能で、作業効率をさらに高めることができます。
第4世代がら第5世代への変更点のまとめ
- チップがA14BionicからM1に変更で驚異的にパワーアップ
- メモリが4GBから8GBに倍増でレイヤーを多く使用するイラストや動画編集が快適に
- センターフレーム機能が搭載の超広角フロントカメラでZoomなどがやりやすくなった
- Cellularモデルが5G対応で高速通信が可能に
- USB-Cの転送速度が5Gbpsから10Gbpsに倍増で重いデータのやり取りも快適に
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