IllustratorのiPad版を快適に利用するには適切なiPadモデルの選択が重要です。この記事では、Adobe IllustratorのiPad版を自分に合ったかたちで活用するためのiPadモデルについて紹介します。
iPad版Illustratorに対応している機種,必要システム構成
iPad が次の一覧にはなくても Apple Pencil をサポートしている場合は、Illustrator iPad 版を使うことができます。
- iPad Pro 12.9 インチ(第 5 世代)
- iPad Pro 12.9 インチ(第 4 世代)
- iPad Pro 12.9 インチ(第 3 世代)
- iPad Pro 12.9 インチ(第 2 世代)
- iPad Pro 12.9 インチ(第 1 世代)
- iPad Pro 11 インチ(第 3 世代)
- iPad Pro 11 インチ(第 2 世代)
- iPad Pro 11 インチ(第 1 世代)
- iPad Pro 10.5 インチ
- iPad Air(第 5 世代)
- iPad Air(第 4 世代)
- iPad Mini(第 6 世代)
OS iPadOS 14 以降
RAM 4GB
アドビサイトより
おすすめのiPad3選
WiFiモデルのスペックで掲載
iPad Air第6世代
スペック
チップ | M2 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB、1TB |
サイズ | 11インチ |
端子 | USB TypeC |
Apple Pencil | Apple Pencil Pro Apple Pencil USB-C |
価格 | 98800円〜 |
一番のおすすめはiPad Air第6世代
AdobeソフトのようにPCの補助的な役割としてiPadを使う場合にはiPadProほどの高性能モデルは必要ないと思います。
おすすめどころはメモリを8GB積んでいて10万円以下で購入できることです。Illustratorは搭載しているメモリが少ないと動作が不安定になりがちです。
Adobeソフトなどのレイヤーを積み上げるタイプのソフトはチップも大事ですが、メモリはさらに重要と言っても過言ではありません。
無印のiPadだとメモリは3〜4GBのものが多いです。iPadProを買わなくてもこのモデルなら快適に制作作業ができます。
11インチと13インチがありますが、コスパを考えると11インチがおすすめです。
iPad Air第5世代はどうなのか?
iPad Air第6世代を紹介しましたが、実際には1つの前の第5世代もかなり使えるモデルです。チップがМ2からM1に変わる以外はこれと言った違いがないからです。
М1チップでも十分すぎるくらいにIllustratorを利用できます。したがって、第6世代が価格的に高いなと感じる方は第5世代を中古で購入するという選択肢は全然ありだと思います。
中古でiPad Air第5世代を購入するならイオシスがおすすめです。
iPad Airは第6世代が発売されたので、第5世代は中古で手に入れやすくなりました。新品よりも2~3万安く手に入ります。
イオシスのここがおすすめ!
iPad第9世代
チップ | A13 |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 64〜256GB |
サイズ | 10.2インチ |
コネクタ | Lightningコネクタ |
Apple Pencil | 第一世代 |
価格 | 47800円〜68900円 |
コスパモデルと呼ばれるiPadです。正直に言ってスペック的にはイマイチですが、より低コストでイラストを描きたい。簡単なイラストが中心という方に良い選択といえます。
ただ、メモリは3GBしか積んでいないのであくまで簡単なイラストを趣味程度に描くことに使用するのに適していると言えるでしょう。
※このモデルはAdobeから公式にサポートされているモデルではありません。しかし、このモデルでもIllustratorは使うことはできます。私自身が実際に使ってみての感想です。
ストレージはどれくらい必要なのか?
ipad版Illustratorを利用する場合100ギガのクラウドストレージが利用できます。作成したデータは基本的にクラウドストレージに保存するため。ipadのストレージ自体はあまり利用しない場合が多いです。
ipad内にどうしてもデータを保存したいと言う人や他のソフトや画像などでストレージを使わなければ、大きなストレージは必要ないと感じます。
ちなみに私は64GBで十分です。データはクラウドストレージを利用。書き出しはPC版のIllustratorを使ってPCに保存しています。
メモリは重要
Adobe Illustratorを主に利用する場合は、高性能なプロセッサーやRAMを搭載したモデルが好ましいでしょう。
私の経験上、特にメモリは注意して選んだほうがいいです。3〜4ギガ程度のRAMではやはり少ないと感じます。
落ちてしまうことが頻繁にありました。
画面サイズ
デザインやイラスト制作以外にもiPadを活用する予定がある場合は、画面サイズや持ち運びの便利さも考慮すべきです。
一般的なipadのモデルは10〜11インチ程度のものが多いです。描きやすさ、軽さ、コストを総合的に考えるとこの辺りのサイズが良いかと思います。
作業のしやすさを重視、価格は多少高くても良いとする人は大きな画面の AirやProを利用するのが良いでしょう。
iPadminiでIllustratorは使えるのか?
iPadminiでも利用できます。ただ、かなり画面が小さいので横のタスクバーからレイヤーやプロパティパネルなどを使うと描く面積がかなり狭くなってしまいます。
モバイル性は高いので頻繁に外に持ち歩いて描く人にはいいかもしれませんが、きちんと仕事で使うのであれば、iPad AirやiPadProがおすすめです。
iPad版illustratorが使えるプランは?
illustrator iPadプランは月1080円でiPadのみでillustratorを利用できます。PC版は利用できません。AppStoreから直接インストールします。
Illustrator単体プランはPC、iPadの両方で利用できます。加えてCanvaのようにテンプレートから簡単にデザインが作成できるAdobeExpressのプレミア機能を利用できます。
月3280円ですが単体プランのほうがおすすめです。Adobe公式サイトから購入できます。
Apple Pencilはあったほうがいい?
illustratorしか利用しないのであればApple Pencilは必ずしもいりません。Apple Pencilの最大の特徴である筆圧感知がillustratorではほとんど必要ないからです。
書き心地はApple Pencilのほうがいいのは間違いないです。しかし高価なので予算がある方は買うといいと思います。
スタイラスペンはこちらがおすすめです。
まとめ
Adobe IllustratorのiPad版を活用するためには、適切なiPadモデルの選択が鍵となります。今回は最適なiPadモデルの選び方や重要なポイントを解説しました。予算や性能、使い道に合わせて自分にとって最適な選択肢を見つけて下さい。
Adobe IllustratorのiPad版は、クリエイティブな作業をどこでも行える便利なツールです。ぜひ、快適な環境で活用して、良い作品を形にしていきましょう。
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