まず、動画を見ることだけに絞れば、iPadProやiPad Airのようなハイエンド機種は必要ありません。
無印のiPadかiPad miniがおすすめです。
iPad選びのポイント
動画を見るだけなら、スペックで多くを求める必要はありません。
ただ、上記のポイントは注意して下さい。
OSのバージョン
手頃なiPadを購入しようとするとサポートが終了した古いiPadも選択肢になるかもしれませんが、現在サポートされている機種でも十分安く良いものが手に入ります。
iPadであれば第7世代以上、iPadminiであれば第5世代以上がiPadOS18に対応します。
チップ
Fusion→Bionicに変わったタイミングで性能が大幅に向上しました。動画を見るだけならそこまでチップの性能にこだわる必要はないかもしれませんが、FireHDタブレットなどを利用したことがある人はもっさりしたタブレットは嫌だなと感じる人もいると思います。
A12Bionic以上の機種であれば、動作はすごく快適なので心配いりません。
ディスプレイ
動画視聴にする際にあっなほうがいいディスプレイ機能です。
- True Tone
- 反射防止コーティング
True Tone
True Toneとは周囲の環境に応じてディスプレイの色味を自動的に調整する機能です。True Toneは周囲の照明の色合いや明るさに基づいて画面の表示を調整することで、より自然な色味で表示されるようにします。これにより、長時間使用しても目の疲れを軽減するなどの効果があります。
反射防止コーティング
反射防止コーティングとは、iPadのデバイスのディスプレイ表面に施される薄いコーティングで、光の反射を軽減し、外部からの眩しい光や映り込みを抑えるための機能です。たた、完全に反射が無くなるわけではありません。
また、市販の反射防止フィルムを利用してもある程度反射を防ぐことはできます。
この2つの機能は絶対あったほうがいいというより、あったらいいなくらいの機能に感じます。
サイズ
動画用のiPadを選ぶ上で最も重要なのはサイズ選びだと思います。iPad miniの8インチのサイズか無印iPadの10インチのサイズが良いかは人によって異なります。
写真で比べる
動画を見る際はベッドに寝転びながら見たいという方も多いですよね。
こちらはベッドの上に並べた状態の写真です。

左がiPadmini第5世代(7.9インチ)右がiPad第9世代(10.2インチ)です。どちらのサイズもベッドの上で見る分には問題ありません。
サイズ感の違い

サイズ感を他のものと比べてみました。左からGoogle Pixel 6a(6.1インチ)、ハンターハンター単行本、iPad mini 第5世代、iPad第9世代です。
こうしてみるとiPad miniのスクリーンは単行本と近いサイズであることがわかります。iPad miniでもスマホよりかなり大きいサイズでモニターをみることができます。
シーンを想定してみる
例えば、動画を見ていていいシーンだけど、そろそろ料理もしないといけないなど、場所を変えて見たい方はiPad miniがおすすめです。持ち運びは断然 miniのほうが便利です。スタンドも簡易的なもので済み、場所も取りません。
一方、場所を常に固定してビデオをみるという方はそこまで気にしなくてもいいと思います。
これらの特徴を踏まえておすすめの機種を紹介します。
おすすめのiPad
iPad mini
iPadmini 第5世代と第6世代の性能の比較
項目 | iPadmini 第5世代 | iPadmini 第6世代 |
---|---|---|
ディスプレイ | 7.9インチ 反射防止コーティング True Tone | 8.3インチ 反射防止コーティング True Tone |
サイズ | 高さ 203.2mm 幅 134.8mm 厚さ 6.3mm | 高さ 195.4mm 幅 134.8mm 厚さ 6.3mm |
OS | iPadOS18対応予定 | iPadOS18対応予定 |
チップ | A12 | A15 |
メモリ | 3GB | 4GB |
重さ | 300.5g | 293g |
セキュリティ認証 | Touch ID (ホームボタン) | Touch ID (トップボタン) |
カメラ | 7メガピクセル | 12メガピクセル |
動画撮影 | 1080p撮影(フルHD) | 4K |
接続端子 | Lightning | USB-C |
通信規格 | 4G | 4G/5G |
Wi-Fi | Wi-Fi5 | Wi-Fi6 |
アップルペンシル | 第1世代 | 第2世代 |
新品価格 | 45,800円 | 78,800円 |
中古価格 | 30000円前後(イオシス) | 60000円前後(イオシス) |
どちらがおすすめかといえばiPad mini第5世代です。
もちろん性能が高いのは第6世代のほうなのですが、いかんせん価格が高いです。動画の視聴に用途を絞れば第5世代でも十分です。このレベルのタブレットであればFireHDのようなもっさり感は全くないので心配いりません。
ホームボタンがあったほうがいいかはお好みです。
予算があるという方は第6世代がいいと思います。第5世代の場合は新品の物を手にいれることは難しいので、中古品が現実的な選択肢です。
第6世代であれば新品が手に入ります。
iPad mini第5世代
iPad mini第6世代
無印 iPad 第9世代 第10世代
iPad 第9世代と第10世代と性能の比較
項目 | iPad 第9世代 | iPad 第10世代 |
---|---|---|
ディスプレイ | Retinaディスプレイ True Tone | Liquid Retinaディスプレイ True Tone |
反射防止コーティング | なし | なし |
サイズ | 高さ: 250.6mm 幅: 174.1mm 厚さ: 7.5mm | 高さ: 248.6mm 幅: 179.5mm 厚さ: 7.0mm |
OS | iPadOS 18対応予定 | iPadOS 18対応予定 |
チップ | A13 Bionic | A14 Bionic |
メモリ | 3GB | 4GB |
ストレージ | 64GB 256GB | 64GB 256GB |
重さ | 487g(Wi-Fiモデル) | 477g (Wi-Fiモデル) |
セキュリティ認証 | Touch ID (ホームボタン) | Touch ID (トップボタン) |
カメラ | 8MP(背面) 12MP(フロント) | 12MP(背面) 12MP(フロント) |
動画撮影 | フルHD | 4K |
接続端子 | Lightning | USB-C |
通信規格 | 4G | 5G |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
Apple Pencil | Apple Pencil 第1世代 | Apple Pencil 第1世代 Apple Pencil(USB-C) |
キーボード | Smart Keyboardに対応 | Magic Keyboard Folioに対応 |
価格 | 49,800円~ | 58,800円~ |
無印iPadのおすすめは第9世代です。動画視聴には何も問題ありません。快適です。
True Toneは両モデルとも搭載しています。ただ、反射防止コーティングは両モデルとも搭載していません。
総合的には第10世代のほうが性能は少し上がるので予算のある方はそちらでも良いと思います。
第8世代もまだサポートされている機種です。しかし、ストレージが32GBか128GBなのですが、32GBだとかなり容量が少なく最初から入っているシステムに少しアプリをダウンロードするとすぐにいっぱいになります。
128GBのほうは中古でもそれなりに値段がするので、それだったら第9世代の新品のほうがおすすめです。
まとめ
もし迷っていて、資金もある方はiPadを2つ買ってみることもおすすめです。片方で動画をみながらもう片方で読書するといったような、高タイパ生活ができます。
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