AppleのiPad第9世代は、エントリーモデルながらも性能と利便性に優れた1台です。まだまだ現役で使える機種です。
スペックや実際の使用感を紹介します。
iPad第9世代 スペック一覧表
まずはスペックを表で見てみましょう。
項目 | iPad 第9世代のスペック |
---|---|
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 2160×1620ピクセル、264ppi True Tone |
サイズ | 高さ: 250.6mm 幅: 174.1mm 厚さ: 7.5mm |
OS | iPadOS18(最新) |
チップ | A13 Bionic |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 64GB 256GB |
重さ | 487g(Wi-Fiモデル) |
セキュリティ認証 | Touch ID (ホームボタン) |
カメラ | 8MP(背面) 12MP(フロント) |
動画撮影 | フルHD (1080p) |
接続端子 | Lightning |
スピーカー | 底部にステレオスピーカー |
通信規格 | 4G |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 |
フルラミネーションディスプレイ | × |
Apple Pencil | Apple Pencil 第1世代 |
キーボード | Smart Keyboardに対応 |
価格 | 49,800円~ |
iPad第9世代の外観


- ホームボタンのあるクラシックなデザインで安心感のある操作性。
- 薄型・軽量ボディで持ち運びも便利。
外観は基本的に前世代と変わっていません。従来のホームボタン付きスタイルを踏襲しており、初めてのユーザーでも直感的に操作できます。
アルミニウムボディが高級感を演出し、軽量で持ち運びやすい設計です。
A13 Bionicチップのパフォーマンス
AnTuTuベンチマーク

AnTuTuでは93万とかなり高いスコアです。AnTuTuに関してはver9とver10ではスコアが異なることが多いので注意して下さい。
GPUで28万を超えているとほとんどのゲームやアプリはストレスなくできます。次にGeekbench 6です。

iPad第9世代はアンツツでは約93万でGeekbench6はシングルコア1755、マルチコア3569と普段使いにはもちろん、やや重たいアプリやゲームをするのにも十分な性能です。
日常のWebブラウジングやSNS、マルチタスク操作でもスムーズな使用感が得られ、「動作が重い」というストレスを感じることはほとんどありません。
True Tone対応10.2インチRetinaディスプレイ
- 10.2インチ Retinaディスプレイで高精細な表示
- True Tone機能が目の負担を軽減
サイズは高さ250.6mm、幅174.1mm、厚さ7.5mm。10.2インチの画面サイズは、片手で持つには少し大きめですが、作業や動画鑑賞にはちょうど良いバランス。重量はWi-Fiモデルで約487gと軽量なので、持ち運びにも適しています。
iPad第9世代のディスプレイには、周囲の光環境に合わせて色温度を自動調整するTrue Tone機能が搭載されています。これにより、長時間使用しても目の負担が軽減されます。
また、10.2インチのRetinaディスプレイは高精細で、写真や動画が鮮やかに表示されます。アンドロイドタブレットと比べると明らかにきれいです。動画視聴や電子書籍の読書、イラスト制作など、さまざまなシーンで快適に利用できます。
ディスプレイの残念な点としては、描画する際にペン先と実際の描画点の視差を少なくするフルラミネーションやより滑らかな描画を可能にするProMotionは非搭載であることです。
このあたりは入門機種なので、仕方ないという感じです。
バッテリー性能は?
iPad第9世代は最大10時間使用可能なバッテリー搭載です。
実際の使用感では動画を見ると1時間で20%くらい減るイメージです。ウェブなどの簡単な利用であれば1日充電しなくても持つかなといった感じです。
iPadがスマホと比べて優れている点は長時間の使用でも発熱が少ない点です。
カメラ性能とセンターフレームの実用性
- 1,200万画素の超広角インカメラを搭載。
- センターフレーム機能で被写体を追尾。
iPad第9世代のインカメラは、1,200万画素の超広角仕様で、オンライン会議やビデオ通話での使い勝手が向上しています。

旧モデルのカメラはインカメラで自分を写すときに、近い感じがしましたが、超広角カメラになったことに近くなりすぎない快適な写りになります。
また、FaceTimeやZoomではセンターフレーム機能により、画面内の被写体が動いても自動で追尾し、常に最適な構図を保ってくれます。
背面カメラは800万画素で、写真やスキャン用途に十分な性能を備えています。
スピーカー

iPad第9世代は、底部にステレオスピーカーを搭載しています。スピーカーを両側に搭載している上位機種と比べると音の立体感などは劣りますが、動画視聴や音楽を聴いていても特に不満はないかなという感じです。
コネクタ

Lightningコネクタを引き続き採用しており、USB-Cではありません。また、3.5mmのイヤホンジャックも搭載されているため、有線イヤホンをそのまま使用できます。
最新のiPadシリーズがUSB-Cなので少し残念ではありますが、スマホと別で充電コネクタを用意すればいいだけなので、そこまで困りません。
ストレージ容量
一つ前の第8世代は最低積載量が32GBだったので、64GBあるのでとりあえず助かるというのが本音です。
本体に画像や動画を多く保存しなけれ64GBで十分です。自分の使い方に合わせてストレージを選びましょう。
Apple Pencil
第1世代のApple Pencilに対応しています。
iPad miniの場合は画面が小さいのでのイラスト制作やノート取りする際に少し窮屈な感じがしますが、10.2インチはだいぶゆったり使えます。
ApplePencilは書き心地もよく、イラスト制作での筆圧検知も優れており、絵を描く人にもおすすめできます。
ただ第9世代iPadはハイエンド機というわけではないので、簡単なイラスト向けの機種という位置づけだと感じます。

Apple Pencilに関してはよく言われるように充電が本体に挿して充電する方法なのでやや不格好です。
しかし、付属のアダプターを使えばLightningコードからの充電も可能ですのでそこまで気にする必要はないかと思います。

今までスマホでやっていたことをiPadで行うとかなり快適
- WebブラウジングやSNSが大画面で見やすく、操作性抜群
- 動画視聴が迫力ある映像と音質で楽しめる
- リモートワークやオンライン授業が効率的に進められる
- ゲームは大画面で快適
スマホでは画面の小ささから文字の読みづらさや操作の不便さを感じていた人も、iPad第9世代なら10.2インチの大画面で快適に作業可能です。
特にWeb閲覧やSNSは、画面の広さがストレスを軽減。Split View機能を活用すれば、複数アプリを同時に開いて作業効率も向上します。さらに、A13 Bionicチップの性能でゲームや動画視聴もストレスなく楽しめます。
まとめ:iPad第9世代は価格以上の価値がある万能モデル!
iPad第9世代は、価格を超えた性能と実用性を兼ね備えたモデルです。学業やエンタメ、ビジネスなど幅広い用途で活用でき、初めてのiPadとしても最適です。
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