Adobe Stockとは
Adobe Stockはクリエイティブなデザイン制作に必要な素材を提供するストック素材販売サイトです。無料で利用できる素材から、プロが制作した高品質な有料素材まで幅広い選択肢があります。デザインのプロから初心者まで、様々なニーズに対応しています。
AdobeStockの主な特徴
ロイヤリティーフリーとは無料という意味ではありません。一度購入した素材は利用規約の範囲内であれば追加料金なしで何度でも利用できるというものです。
Adobe Stockの素材は基本的に商用利用可能です。しかし、エディトリアル専用の素材に関しては商用利用できませんので注意が必要です。
AdobeStockの詳しい利用方法はAdobe Stock ライセンスに関する情報をご覧下さい。
Adobe Stockで購入できるもの
Adobe Stockでは画像やビデオをはじめ、三億点以上の幅広い素材の購入が可能です。
日本人クリエーターも多く活躍しているので、日本人被写体の写真やビデオ、日本のクリエーターのイラストがほしいという人におすすめです。
プランを比較
サブスクリプション(定期購入)
サブスクリプションは通常コンテンツをお得な価格で購入できます。
毎月定額で一定数の素材を購入できます。使用しなかった分は翌月に持ち越すことができます。(できないプランも有り)
一般的な写真やイラスト素材を多く利用するのであればサブスクリプションがおすすめです。
サブスクリプションの料金表
月々プラン (1ヶ月だけのプラン) | 年間プラン | |
通常ライセンス素材10点またはビデオ1点 | 6,578 円 | 3,828円 |
通常ライセンス素材25点またはビデオ3点 | 9,328円 | 6,578円 |
通常ライセンス素材40点またはビデオ6点 | 13,068円 | 10,428円 |
通常ライセンス素材750点またはビデオ25点 | 32,978円 | 27,478円 |
クレジットパック
Adobe Stockのクレジットパックは、画像やビデオなどのコンテンツを購入するためのプリペイドカードのようなものです。オンデマンドで素材を購入できます。
サブスクリプションのように毎月一定額を払うのではなく必要に応じてクレジットを購入して、そのクレジットを利用して素材を購入できます。
料金 | 購入できるもの | |
5クレジット | 6,490円 | 通常画像5枚 |
16クレジット | 17,600円 | 通常画像16枚またはHDビデオ2本 |
40クレジット | 39,600円 | 通常画像40枚またはHDビデオ5本 |
80クレジット | 74,800円 | 通常画像80枚またはHDビデオ10本 |
150クレジット | 132,000円 | 通常画像150枚またはHDビデオ18本 |
無料体験
Adobe Stockにはサブスクリプションの年間プランのみ1ヶ月の無料体験期間があります。この期間は素材が無料でダウンロード可能です。
(月40点、月750点のプランは無料期間の対象外です。)
期間内であれば解約しても料金はかからず、ダウンロードした素材は解約後も利用できます。
法人での利用
法人として利用する場合は法人プランを利用しましょう。Adobe Stockの法人版にはグループ版とエンタープライズ版の2種類があります。
Adobe Stockの法人版には他のサイトの法人プランにはないメリットがあります。もし、他社の法人版を利用しているかたはどれだけお得になるかAdobe Stockの法人版と比べてみて下さい。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
セールはあるのか?
Adobeと言えばIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを思い出すという人もいると思います。
こういったAdobe製品には公式サイトやAmazonで年に数回セールがあります。
AdobeStockも同じようにセールはあるのか?と思う人もいるかもしれませんが、Adobe Stockにセールはありません。今までに一度もセールを行ったことはないので、きっとこの先もないでしょう。
おすすめの購入方法
- 毎月一定数の素材を購入ならサブスクリプション年間契約
使わなかった分は繰り越しできるので必要な数が購入できるプランを選択しましょう。AdobeStockの定額プランは画像だけでなくビデオやテンプレート素材も1つのプランで利用できます。これは他社にはない大きなメリットです。
- 1ヶ月だけの利用も可能
年間サブスクリプションを利用するほどではないという人はクレジットパックで購入する人もいるかもしれませんが、1ヶ月のみ利用できる月々プランのほうが通常素材を購入するにはお得です。詳しくこちらの記事で紹介しています。
Adobe Stockを利用するときの注意点
生成AI素材が多くなってきた
Adobe Stockを利用していて思うことは生成AIの素材が多いということです。
気にしない人もいるかもしれませんが、ちょっとAI素材は苦手という人もいると思います。そんな時は検索の設定でAI素材を表示させないようにしましょう。
年間プランの途中での解約は手数料がかかる
年間プランを途中解約すると解約手数料がかかります。
解約料は 残りの期間の金額 ✕ 0.5です
月25点(月額6578円)のプランを残り3ヶ月で解約した場合
6578円✕3か月=19738円
19738円✕0.5=9869円
実際に利用していると、ほしい素材がたくさん出てくるのでそこまで心配しなくても良いと思います。
クレジットパックはあまりお得ではない
通常素材に加え、クレジットパックは拡張ライセンスやプレミアムコンテンツも購入できる便利な購入方法です。しかし、通常素材を購入する場合は1つあたり1000円程度になるので決してコスパの良い購入方法とはいえません。
Adobe Stockのメリット
Adobe Stockの最大の魅力といってもいいのは一つのプランで画像と動画の両方が購入可能な点です。
これは他の大手のサイトでもほとんどないと思います。デザインの仕事をしている人が急遽動画の案件もすることになったときなどAdobe Stockの素材が利用できるのはとても心強いです。
私自身様々なサイトで素材を販売していますが、日本のクリエイターが有料サイトで素材販売を始める際にまず登録するサイトがPIXTAとAdobe Stockだからです。
海外のクリエイターのハイレベルな作品も素敵ですが、日本のクリエイターが作った人物イラストや素材のセットなどの作品はとても親近感のあるものが多いです。そういった作品も多く利用できるのがAdobe Stockの特徴です。
Adobe Stockのブランドと報酬体系によって世界中から優秀なクリエイターが集っています。また、優れた検索システムによって良い素材がしっかりと上位に表示されています。
利用者はハイクオリティな素材を簡単に見つけ出すことができるので、素材サイトをいくつもはしごして時間や体力を浪費する必要はありません。
Adobe Stockにログインした状態で、右上の方にある青いアイコンのアカウント管理>ライセンス取得履歴から過去にライセンスを取得した画像を一覧で見ることができます。
この画面から再ダウンロードもできます。

この機能によって過去にダウンロードした素材を時間をかけて探したり、似たような素材を何度もダウンロードしたりするリスクを減らすことができます。
Adobe Stockには膨大な数の素材があります。検索機能をうまく使って素材を探す時間を短縮しましょう。画面の左側に検索機能があります。使っていて便利な機能を紹介します。

サブカテゴリー
写真やベクターなど特定の種類の画像のみ表示させます。
アーティスト
日本のクリエイターの作品がほしいときに便利です。
背景
透明にチェックを入れると背景が透過したPNGイラストで絞ることができます。
生成AI
AI生成画像を除外すると探しやすいです。
コピースペース
写真を検索するとき、余白があるものを探しやすいです。
Adobeはアメリカの企業ですが、素材の検索からサポートまでしっかりと日本語に対応してます。いざと言うときにはとても安心感があります。
素材サイトの利用を考えるときに価格に目がいきがちですが、総合的な満足度を考えると、アドビストック以上のサイトはなかなかないのではないかと思います。
細いプランや利用規約などは公式サイトをご覧いただければと思います。
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